ナラガスキー
奈良、いいよね。奈良。
インバウンドを見込んで、日本の旅行者よりも海外からの旅行者を優先するのは正直言ってどうかと思うんだけど、経済活動という観点からは仕方ないのかな。でもやっぱり、自国民、更に言うとその地域の住人あってこその観光業だと思うんだよね。そんなふうに海外からの旅行者が多すぎて、神社仏閣巡りをしても何を見ているのかよくわからん状態が長く続いてたけど、コロナの影響で海外からの旅行者が皆無(ではないな、、、ビジネス観光っぽい人をときどき見かける)なのを機会に久しぶりに東大寺に行き、ゆっくりと落ち着いて見てきました。
押し合いへし合いなく、心ゆくまで見られるっていいわぁ、素敵だわぁ。神社仏閣って、本来はこうあるべきなんだと思うんですよ。
改めて観察すると、建造直後はどんな色合いだったのかとても気になる! 日本のモノづくりは「造ったときのまま、手を加えない」のが基本で、ときどきメンテナンスなんかをするけど、色落ちを含めて歴史的価値を感じるのね。
これが中国だったりすると、「造ったときのままにしておく」ので、毎年色を塗りなおしたりして、建造直後の雰囲気を維持したりするのよ。文革で壊されたあとで造り直した仏像や建物かもしれないけど、原色そのものの色合いが維持されていて、中にはLEDなんかで夜中でもピカピカに輝いていたりするので気が休まりません(笑。
どちらも言葉で表すと「造ったときのまま」なんだけど、意味合いが全く違うのね。一昨年、チベットに行ったんだけど、あれはすごかった。そういえば、奈良は鹿の楽園だけど、チベット仏教の寺院の屋根にも鹿と法輪があったねぇ。下の写真は、チベット・ジョカン(トゥルナン寺)の鹿と法輪。こういうのを見てると、また行きたいなぁ! という思いがムクムクと湧き上がってきます。初チベットは観光地巡りだったので、海外旅行が再開となった暁には、観光地化されていない地元の寺院に行くでー!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません