PC-9801VM
NECが誇る名機、PC-9801VM。
まさにPC-98の黄金期の礎となった、名機中の名機といえるコンピュータです。これがなければ、日本におけるパーソナルコンピュータの普及はなかったといっても過言ではないでしょう。(感想は個人によるものです)
1985年に発売となったこのPC-9801VMですが、発売と同時に祖父が購入して書斎に鎮座ましましていたのです。これからはコンピュータの時代だと先読みしていたのか、祖父が使う時間以外は結構自由に使わせてくれて、マイコンBASICマガジン(ベーマガ、ですね!)を買ってくれたりと、かなり遊ばせてくれました。まったく意味がわからないながらも、「このプログラムを打ち込んでみて」と言われて打ち込んだらゲームができたりと、当時からすればかなり異次元な遊び方をさせてくれたのです。理系なじーさんは、投稿されたプログラムを自分で入力してバグを見つけたり、ソース改変して遊び方を変えたりしていました。いやはや、改めて考えるとすごいじーさんだな…! 市販のゲームも時々は買ってくれました。「信長の野望 全国版」「テトリス」「SORCERUAN」「WIZARDRY V」などなど、いまでも通用するタイトルが並びます。洗練されたFM音源から流れるBGMを今でも口ずさめます。
そんな祖父も亡くなって10年以上が経ちましたが、PC-98は捨てるに捨てられず、かといって使うに使えないので、ずーっと倉庫の一角(といってもいいポジション)で眠っていたのです。
がっ! 現在のコロナ禍において、おうち時間をいかに過ごすかを思案していた時に、「今こそ、PC-98の復権ではないか!」と思い立ち、試行錯誤を繰り返しながら、再起動に成功したのです。まぁ、保存状態は非常に良かったので、ディスプレイ用に変換アダプタを入手しただけですが。
スイッチオン、「ピポッ」。おぉ、まさしく懐かしの起動音です。5インチフロッピーを入れると、「ガッ、ガッ、ガガガッ」と当時と変わらぬタイミングでフロッピーを読み取る音が。動いた! 動いたよ、おじーちゃん! 残してたソフトが問題なく動いてるよ!
今なら当時クリアできずに諦めていた、「WIZARDRY V」をクリアできるかもしれん! よーし、このGWはうちにこもって、30年越しにクリアするでーーー!
「TILTOWAIT(ドカーン)!!!」
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