映画館と映画
映画が好きで、ちょくちょく映画館で映画を見ます。
好きな映画館は「京都みなみ会館」「シネマ神戸」「元町映画館」「第七藝術劇場」といったミニシアター系映画館で、シネコン系では上映をしてくれなさそうな映画や、見逃した映画、ちょっと古い映画を上映してくれるので、東へ西へ見に行ってます。出張なんかで行った先に映画館があったら、上映作品をチェックしたりして。例えば東京だったら、国立映画アーカイブとか…。ほかにも、美術館や博物館などでも企画展にあわせて映画を上映したりする場合があるので、こちらもチェックが欠かせません。
で、なぜ映画館なのか。
映画そのものが好きなのですが、あまり家では見ようと思いません。たまに家でも映画を見ることがありますが、テレビ録画だとコマーシャルが差し込まれ、レンタルだとメニューに行くまでに見なくちゃいけない広告が面倒だし、購入品でも見るためにはディスクを探し出してリモコン操作をしなくちゃならんのがなんかイヤ。ほかにも、外の音が聞こえたりと、家で見ていても、どうも今一つ集中できないのがね。それに比べると映画館は、まず「映画館に行く」という特別な行為から始まり、チケットを握りしめ座席に座ったら左側に”熱いお茶の入った水筒”をセット、何もしなくても映画が始まり、外部からのノイズが無い環境で堪能し、映画館から出て外の世界では映画のようなことが起きてないことに一安心、という異世界に行ったような体験ができるのです(異世界に行ったことはないので、知らんけど)!
座席はできるだけ前寄りを選択します。以前は後ろのほうで見てたんだけど、よくよく考えると後ろのほうで映画を見るって、結局は大きなテレビで見てるのと同じじゃない? ということに気が付いて、画面が視野に入りきるか入らないかのギリギリ(むしろ入りきらない方がいい)の前のほうで見るようになりました。
昨今のコロナの影響で、なかなか映画館にも行けないのですが、ぼくの好きな映画館はコロナ対策として「座席数を半分」などしているのでクラスターとなる可能性は低いと信じてます。実際のことろ、どう考えたって通勤電車のほうが混みあって「密です」です。米子映画事変、さぬき映画祭、カナザワ映画祭といった映画祭も行きたいんだけど、なかなかタイミングがなぁ。
と、ここまで書いていて気が付いた。ぼくはもしかして「映画館が好きだから映画を見ている」のか?
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