ChatGPT 政治の答弁に使われる?

先日、ChatGPT 法規制の動き という記事を書きましたが、早くも「機密情報の取り扱いなどの懸念が解消されれば、国会答弁の対応などへ活用を検討していく」とのことで…。
OpenAIのサム・アルトマン氏が来日して総理と話をしたという手前、こう言わざるを得ないのだろうな、という気はしますが、なんとまあ。自分たちの首を絞めるのが好きなのかな。

ホワイトカラーの仕事の多くが取って代わられる、のような意見も見受けられますが、真っ先に取って代わられるのが政治家な気もします。
すでに、「官僚が書いた答弁書を政治家が音読している」体たらくですが、今後、官僚がAIを使って作文し、官僚がファクトチェック、その後に政治家が読む、ということになった場合、どこに生産性があるというのでしょうか。(いや、ない。)
非建設的な答弁書までも作らなければならない官僚の方々の仕事がAIで減るというのはいいことで、その空いた時間を日本のために使っていただきたいところです。

官僚に限らず、ホワイトカラーと言われる人々にとっても「AIで削減された時間を使って、ほかの生産的なことをする」のが理想的なAIの使い方です。「仕事が減ったから遊ぶ」では目減りする一方ですからね。ついつい楽な方、楽な方に心が傾いてしまいがちですが、技術職の端くれとして、まったく違う分野にも気を配っていきたいものです。

と、偉そうなことを言ってますが、仕事が減ったら遊びます、たぶん。