プラと木と

プラスチックを減らして、マイクロプラスチックによる海洋汚染を防ぎましょう! というキャンペーンが大々的にはられ続けています。レジ袋を有料化してもレジ袋の代金はお店の売り上げになるだけで、環境保護のために使われるような役割はないのが残念なところ。スーパーなどでは多少なりとも業績UPに繋がっていると思いますが、大々的にはそのあたりの報告もなされてないですし、どれほどの効果が出たのかの検証が待たれますが、何もしないでしょうね。方やスーパーの売上に貢献、こなたレジ袋メーカーの売上減、という利権が見え隠れするなんとも不自然な構図です。

そのような流れに乗って、近頃はレジ袋だけでなく、スプーンやフォークといったプラ製カラトリーも有料化されたり、木製になったりと、「プラスチックは悪」と言わんばかりの様相を呈しています。

あれ? 「木製」になっているの…?

2010年頃は割りばしの使用量を減らそう、というマイ箸持ち歩きキャンペーンがあったような記憶がありますが、木に回帰したのでしょうか。割りばしは間伐材や端材を使っていて、環境負荷はあまり高くない、という意見もありました。もちろん、すべての割りばしが間伐材ではないとは思いますが、少なくとも間伐材や端材も使っていたと思います。そんな「反割りばし」キャンペーンも検証がされないままに、「反プラスチック」のキャンペーンがはられ、やっぱり木製を使おうというSDGs。果たして次は何が「悪者」に狙われるのでしょうか。

プラにしろ割りばしにしろ、「正しく処理されない」ことが問題なのであって、そういう根本的なところの対策を立てなければ、いつまでたっても利権だらけのSDGsになると思うのです。
ゴミはキッチリと分別して捨てる、そこらへんに捨てない。たったそれだけのことなんですけどね。

おろかな日々環境

Posted by mattsun