ヤニと琥珀と樹液
この時期、樹液が出ている木をよく見ます。
きれいな樹液の塊を見ていると、中に蚊を閉じ込めた琥珀を作って、蚊の中から血を取り出してDNAを複製・増殖させて恐竜を生み出すことを想像します。なんてジュラシック・パークでしょう。ヴェロキラプトルが暴れまわるかもしれません。
樹液と琥珀の違いはなんだろうと調べてみました。樹液が化石化したものが琥珀だそうです。さらにはヤニと呼ばれるモノも同じ。つまり、ヤニ=樹液=琥珀であることがわかりました。
しかも、樹液は樹木にとっては血液と同じ位置付けで、樹液が出ている=血が出ている=怪我をしている、なのだそう。本来は消毒して傷をふさいでやらなくてはいけないところに、ムシたちがあつまって樹液を吸っているという、なんともすさまじい状況になっているようです。
樹液のよく出ている木があるのですが、今から樹脂を集めて蚊を閉じ込めても、琥珀として認識されるのは数千~数万年後という気の長い話。どうやら生きているうちに自分で作った琥珀を拝むことは難しそうです。高温・高圧環境で加速試験すればできそうですが、世の中には様々な環境試験装置や加速試験装置(HAST CHAMBE)があるので、酔狂な人は作っていたりして…。
環境試験器 | 製品 | 製品・サービス | エスペック (espec.co.jp)
しかし、すごい装置があるものです。どれくらいのお値段なんでしょう。
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