本の雑誌 2023年7月 熱闘フライパン号

椎名誠 旅する文学館 (shiina-tabi-bungakukan.com) の「最近のシーナ » 87杯目:フライパンを抱いて眠る」で一度に24個(16個だったっけ?)もの目玉焼きを作ることができるBE-PALのバカデカフライパンのことが書かれていたので、実にタイムリーなタイトルです。今でも東ケト会に憧れています。

さて、特集は「謎叢書の喜びと哀しみ」。

叢書は「そうしょ」と読むのですね。読めなかったのですが、なぜか「シリーズもの」という意味は分かっていました。読めないし、書けない漢字ですが、意味は分かるという、これも叢書の「謎」です。
叢書方面に進むと、収集という道しか残されないのでなかなか踏ん切りがつきません。河出書房新社の世界探検全集 (全16巻)が、今、最も欲しい叢書ですが、そちら方面に向かっていいのか…。

河出書房新社といえば、24時間本も気になるところ。今月号でも取り上げられていますが、世界各地・時代(というほどの冊数でもないですが)の人がどのように1日24時間を過ごしていたかを文献や時代考証をもとにして推測した本です。1000年後の人類は20世紀後半~21世紀前半の日本人の1日24時間をどのように推測するか気になります。24時間戦えますか?

今月号で最もヒットしたのが、「VOW」(宝島社)の話。VOWは熱烈愛読者だったので読んでは笑っていたのですが、その中で今でも覚えているのは「勇利、やや有利」(勇利:元WBC世界フライ級王者の勇利アルバチャコフ)。未だに「〇〇の方が有利だね」と聞くと、勇利アルバチャコフが頭に出てきます。最近、比較・選定する機会が増えているので、その度に言いかけては我慢するという苦行が続いています。早く口にしてしまって楽になりたい…。