京都みなみ会館が閉館する

京都みなみ会館 が2023年9月末で閉館するという情報が駆け巡っていて、なんとも心が冷え込んでいます。
経営母体の巌本金属は今をトキメクSDGs・循環型社会への対応でイケイケだと思っていましたが、株主からすれば黒字化の目処が立てられない事業はさっさと切り離して、集中と選択で黒字を増やせ、ということなのでしょうか。(巌本金属は上場企業ではなさそうなので、また違う理由かな…?)
今や、どこの会社も「この事業は赤字だけど、ほかの事業でカバーして、最終的に黒字ならOK」という状況ではなくなってきているのでしょうね。なんというか、世知辛い世の中になってきています。

京都には老舗の大企業がたくさんあるので、少しづつ資本を出し合って新会社を設立するとか…。ざっと調べただけでも、
 京セラ、Nidec、村田製作所、オムロン、任天堂、ローム、島津製作所、SCREEN、ワコール、ニチコン…
京都の老舗大企業が集まれば1つや2つの赤字事業なんて別に問題にもならないんじゃない? と思ったのですが、どこの会社の株主も「赤字」には厳しそうですし、みなみ会館だけを特別扱いするわけにもいかないか。

あれだけの建物を取り壊すというのはそれこそ資源の無駄なので、経営母体が変わるなどで、みなみ会館としては継続してくれると嬉しいですし、きっとそうなるであろうと信じています。